毎日色々なことを考える。
色んなものに興味があって、大変だ。
昨日は寝る前何故かすごく寂しい気持ちになった。ひどく疲れて、何も考えたくないような気持ちで、どうやってさまざまな矛盾やうまくいかないことに対する不満やいらいらや、一種の怒りのような、ストレスとして噴出してしまいそうな自分の中の感情を鎮めようかと考えていた。頭で考えすぎてしまうと駄目なので、好きな映画のYou Tubeを見ることにした。Dancer in the darkという、ビョーク主演の映画で、決してハッピーな話ではなく、むしろひどく不条理で悲しい話だけれど、曲がすごく良いし、映像も好きなので、惹かれてしまう。岡本太郎の言うところの、「きれい」ではなく「美しい」映画ではないかと、私は思う。岡本太郎は本の中で「きれい」の反対語が「美しい」だと言っていた。すごいことを言うひとだと思ったけれど、なんとなくわかる。きれい、と美しいは違うんだなあ。岡本太郎は今日の芸術は「きれい」でも「心地よい」ものでもいけない、と言っていた。「美しい」は、必ずしも「心地よい」ものではないのかもしれない。この映画だって、ひどく、ひどく悲しいけれど、セルマ(主人公)の歌が、すごく良い。病気で目が見えなくなっていく中で、同じ病気の息子の手術ために必死にお金を貯めて、でもだまされて信頼していた人に金を盗まれ、その人を殺してしまい息子を残して死刑を宣告される。悲しすぎるし、不条理すぎる。音楽とダンスだけが、輝きを放っている。
不条理だったり、善や悪といったものと、音楽やダンスは関係ない。そんなことを伝えているようにも感じる。とにかく、悲しいけど美しい。
寝る前、人間はみんなひとりで死んでいくんだ、とか、変なことを考えてすごく切なくなった。
自分の人生を考えると、ものすごい寂しさと、拠り所のない不安のようなものに駆られてどうしようもなく焦るときがある。
人生に限りがあるということを考えると、やりきれなくなるときがある。
そういうことを何とか誤魔化そうと、忘れて生きようとするのが、人間なのかもしれない。
理由もなく新しい世界を求め、刺激を求めて生きようとする。
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